お・惜しい!
実に惜しい映画であります。 それなりの大作にも関わらず、キャストの地味さ加減からか、内容の無さからなのかイマイチ存在感の薄い【キングアーサー】 「悪くはない!けど…惜しい!」 ファールポールギリギリのところでファールみたいな。あと、もう少しでホームランみたいな。 そんな感じ。どうせバカなブラッカイマー作品だけど、ハリウッド映画ファンの私としては「まぁそれなりのシーンを大画面で見れればいいか」と軽いノリで見に行ったわけであります。 ところがどっこい、これまでのブラッカイマー作品よりは重厚でしっかりとしたストーリー展開。 「これはこれでいいけど、どうしたブラッカイマー熱でもあるんか?」状態 映画自体も地味に話が進んでいく。 でも、見せ場に来るとまぁまぁそれなりの見せ場があったりして。 なんだかバランスが悪い。 一番の難点はキャラが薄い。「キングアーサーと円卓の騎士たち」 まずキングアーサーが地味なのは役者の顔立ちから見ても仕方がない。これはCMやポスター見て知っていたことだから、今更キングアーサーが地味だと言っても始まらない。ここは諦めよう。 で、円卓の騎士たち。なんとか「ランスロット」は覚えることができたが、他の役名が覚えられない。もともと小説なりキングアーサーマニアならまだしも、そうでない人間にはツライ。せめて映画的に彼らのキャラ立てをする為に、例えば「彼は弓の名手で、彼はナイフ使いが得意」などそういう描写を増やして、顔は地味でも「彼は弓使いの***」みたいに名前を覚えられれば感情移入もしやすくなる。 実はそういうシーンもお約束のようにあるのだが、あっさりしすぎな上にいざ戦場に向かうとどいつもこいつも弓も打つし、剣さばきは上手だしと折角のキャラ付けが台無しになっている。 「例え誇張しすぎであっても、得意な武器一本で戦闘シーンをこなしてくれませんか?」 (ロードオブザリングのキャラたちは種族別に分けられている上に、得意な戦闘方法もハッキリと分かれているのでもともとのキャラクターの魅力以上に見やすくなっている。) 今回は中途半端に賢いフリをしようとしたブラッカイマーの敗北というところでしょうか。 7人の侍でもなんでもパクレばいいけど、娯楽作品としては結局地味に終わってしまっています。 教訓:バカはバカでいいじゃない。どうせ隠しても隠しきれないんだから…。 追伸:ブラッカイマー様 「パールハーバー」とてつもなく酷い映画でしたけど、私は好きでしたよ。 零戦がパールハーバーを攻めるシーンが…。 「よし!行け!そこにベンアフレックがおるから打ってしまえっ!」 面白かったのはそこだけで、後はずっと寝ておりました… バカでいいじゃない。ここにもバカはおりまする。 というわけで一部で「キーラ・ナイトレイ」ファンが騒いでおりますが(確かに存在感があったのは彼女のみ)、私的にはパスなので60点あげます。
by yaling
| 2004-07-30 17:21
| 映画・TVのぼやき
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