【おとなの理屈、こどもの屁理屈】

小学生の頃、「おとなは勝手なことを言うなぁ」と思っていた。

例えば

食事中に食べ物をこぼしたりすると

「ちゃんと前みて食べなさい!もったいない!」

なんて怒るくせに、いざ自分がこぼすと

「エヘヘヘヘ…」

とか。

何か欲しい物があっておねだりすると

「そんなものは自分で働くようになってから自分のお金で買いなさい。」

なんていうクセに高校生になってバイトをしようとすると

「そんなことしてないで、勉強しなさい。学生の仕事は勉強です。」

だとか。

よく「屁理屈ばっかり言っていないで、ちゃんと言われた通りにしなさい」なんていうくせに、理屈と屁理屈の判断基準を教えてくれたことなんて一度も無かった。

高校生ぐらいの時にそんなおとなになりたくないと考え、こどもの気持ちを忘れないためにも、こども心に理不尽だと感じたことを全部ノートに書きとめておこうと思いつつ、書かないままこんな歳になってしまった。

あの時なにを考えていたのか、大分と忘れてしまったなぁ。

別にピーターパンシンドロームではないので、おとなになんかなりたくないとは思っていない。でも、おとなの理屈でこどもの意見をねじ伏せるようなおとなには、ならないように気をつけている。

おとなはすぐこう言う

「お前はまだこどもでなにもわかっていない。私はそれを経験してきたからこそお前にそうならないように注意するんだ」と。

でもそんなおとなにも、こどもの頃があったはずで、その時に同じことを言われて「はい、わかりました」って素直に言えるほど、あなたは良く出来た子供だったんですか?

自分が生きてきた中で自分なりに理解・経験してきたことは確かに有用なものだと思われますが、それを一方的に押し付けるほどあなたは世の中の森羅万象を理解できているのですか?

こどもに(転ばぬ先の)「杖」は要らないんです。

転んで、転んで、七転八倒し、そこから学習し、理解しておとなになって行くんだから。

もし、アナタに愛情があるのであれば、そんなこどもを一方的に叱るのではなく、あたたかく見守ってください。今、そのこどもが何を学んでいるのか、横でいっしょに見ていてください。ちょっとくらい転んでもこどもたちはへっちゃらです。ちょっとやそっとのことではへこたれません。放っておいてくれて構いません。ちょっとのことでイチイチ手を差し伸べないで下さい。自分の行動には自分が責任を持たないといけないことがわかるまでは。でももし、それが本当にダメなことであったら、遠慮無くどついてやって下さい。

おとなの理屈(狭い了見)をこどもに押し付けないでください。

こどもたちは概念にとらわれない自由な発想力を持っています。それを伸ばすことさえ、出来たなら、そのこどもたちの可能性は無限大に広がって、夢のある未来が開けていくことでしょう。

なんて、こんなことを今だに言っている私が一番こどもなんですけど。
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by yaling | 2004-08-24 17:33 | 子育てのぼやき
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