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差別と区別のあいだ

就職性差別:大阪の男性が提訴 派遣会社に賠償求める

ま、そのうちこんなことになるだろうことは、ずっとわかってましたけど、実際こうやってニュースになるとなんとも気持ちが悪いもんだと思う。

ずっと前にも同じような記事を書いたことがあるような気はしますのであまりいろいろ書きませんが、とにかくやりたい仕事の面接を受けるのは勝手だけど、現場として希望する性別があるのはあってしかるべきだと思う。それを差別と呼びたきゃそう呼べばいい。

『ただ、もし私が社長で会社の受付けに人を置くのなら、間違いなく29歳のむさ苦しい男ではなく、20そこそこの若い女性であることに違いない。』

私のこの発言は男性差別とも言えるが逆を返せば女性差別でもあることに気づける人間はたぶんそんなことでとやかく言わないのではないかと私は考える。

需要と供給、お互いの要求が合致して、初めて契約成立なのである。

男女間のみならず、受付の人材募集を例にとれば、例えばそこには容姿差別も発生するだろう。でも仕方ない。テレビで「安田大サーカス」のくろちゃんがよく「自分はアイドル志望だ」と言っているのをみるが、そんなことは現実問題としてありえないわけで。それを差別というのはどうなのだろうか。

とにかくさ、会社的な立場で言わしてもらうとイランもんはイラン。逆を言えば、女性しか募集してなくてもその人材が断るに惜しい人材であれば、私が経営者なら間違いなく採用してるのさ。

「ごめんごめん。差別してたからこれで許して。」

「裁判起こされたら、面倒だ。そんなはした金恵んでやるよ。」

どれほどの精神的苦痛を受けたか知りません。どれほどの志を持って、自分の意見を主張しているのかも知りません。あなたのその訴えがこの後社会にどう影響を及ぼすのか…私にはわかりません。だけど、その金受け取った時点であなたはただの「プロ市民」。

そんな風に私は思うんですけど、そこんとこどうよ?
by yaling | 2006-05-14 13:49 | ニュースなぼやき
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