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ブログはどうしてそんなに流行しているのか…

学生時代作文を書くのは好きだった。語弊があると困るのだが、得意だったわけではなく、他のテストなどのように何かを暗記する必要もなく、ハッキリとした答えがあるわけでもない。ただ自分の好きなことを好き勝手に適当に書いておけば点数がもらえる作文が好きだったのだ。

一度、校内作文コンクールみたいなのがあって、全校生徒が書いた作文の中から優秀な作文を体育館で発表するというのがあり、自由課題だったこともあり、何を書いたのか内容はハッキリ覚えていないのだが(なんせ適当に書いているもんで。)とにかく、先生が喜びそうな言葉や内容を選び全編に渡って思ってもいないことをツラツラと書いたらなんと学年代表に選ばれてしまった時には正直焦った。そして先生という人間の懐の浅さを垣間見たような気がしたものだった。

学校の先生というものは生徒たちに「社会はそんな甘いもんじゃない」「これはお前たちが社会に出たときに順応できるように…」なんて偉そうなことをいうが、当の本人たちは実は生まれてこの方学校から出たことの無い世間知らずが多いもんだと私は思っている。授業で使う教材をウチに買いにくる先生もたまにいるが、本当に好き勝手なことをいう方が多い。何かあると「もうお前んところでは買わんぞ」的なことも平気で言ってのける。ハイハイ来ていただかなくても結構ですよ。最近の公務員は絶対に何か勘違いしていると思う。区役所の窓口に始まり保健所の受付や警察官もそう。

『お前らそんなにえらいんかい?』
国民の税金でオマンマ喰わしてもろてる公僕やということを忘れんといてや!

と、この話は長くなるのでまた次回ということにして、作文の話に戻します。脱線してすみません。

そんな作文であるが、これだけブログが流行しているのをみるとみんな作文書くの好きだったのかな?私の周りには作文とか嫌い、苦手って人が多かったのでこれだけブログが流行することをずっと不思議に思っていた。ところが今朝電車の中でメールを打つのに携帯電話とニラメッコしているOLを見ていて何か判った様な気がした。

仮説①メールの普及により文章を作る能力がレベルアップしてきた。

それもあるかも知れない。昔は筆不精なんて言われた人も今では気軽にメールを送れるようになったので、敷居が低くなったのは確かだ。でも違う。そもそも人は、何故にこれほどメールにはまっているのか。

仮説②さみしいから。人との繋がりに飢えているから。

ん!これじゃないかい?と思った。

ブログの機能にトラックバックというものがある。コメントしてもらえると素直に嬉しいがトラックバックは繋がりを感じることが出来て更に嬉しいもんである。

でもこれってやっぱり、みんな寂しいからなのかなぁ。自分の意見を聞いてくれる人間が回りにいないから誰でもいいから聞いて欲しいっていうのがこれだけブログが流行する原因になったのかなぁ。

今の人はコミュニケーションのツールとして携帯のメールを使いはじめたが、そこに依存するあまり、結局本末転倒で生身の付き合いが下手になってきている。デートでカップルが漫画喫茶に入ったり、お互いメールをチェックする姿を見るたびに「そんなもんデート終わってからにしろよ」と思っていた。せっかく恋人や友達が目の前にいるにも関わらず、メールをしているのを見ると逆に寂しさを感じてしまう。

ブログにしても同じで、それが目的になってしまったのでは携帯メールと同様あまり意味が無い。ここで発信した意見はメールと違って不特定多数の人の目に触れることになることを考えると。決して無責任な学生時代の作文であってはいけないし、自分のさみしさを紛らわせる為の道具でもない。せめて私のブログは本当に自分の感じたことを発言し、いろんな人と意見をぶつけ合い、それによって自分や誰かの考えや意見を変えてしまうようなそんなブログになれればいいなぁ。と思うのでありました。
by yaling | 2004-05-28 10:35 | その他のぼやき
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