ホルヘ!大変だ!シエスタ廃止ですってよ!

伝統のシエスタ廃止 スペインの公務員

高校卒業後、期待と不安を胸に単身ニューオリンズの大学に留学した。初めての海外生活。初めて実家を出ての生活。小中高と近所の学校に通っていた為、寮になんて住んだことがない。他人と同じ部屋で生活するのはどんな感じなのだろう…。

とりあえずなんとか受付を終え、これから私の部屋となる外国人寮の一室に案内された…。

扉を開けると、そこに居たのは大柄な中年オヤジだった。

それがスペイン人の「ホルヘ」。(ホルヘはジョージのスペイン語読み)

彼はスペインでは弁護士だという。でも英語は苦手で、5つあるクラスの下から2番目のクラスにいた。

私はテストで真ん中のクラスから入ることになったのだが、初日授業を受けてみて、ちょっとばかり追いつけそうになかったのでひとつクラスを下げてもらった。で、ホルヘと同じクラスになった。

同じクラスになった翌日、午後のクラスに行くとホルヘがいない。

授業が終わってから部屋へ戻ってみると…居た。寝ていた。

「ホルヘどうしたの?体調でも悪いの?」

で、ホルヘが一言こう言った。

「シエスタ」


スペインって呑気な国だなぁって思った。弁護士がこんなんじゃ、そりゃ国民みんな余裕なんだろうなぁって思った。スペイン人はだいたい時間を守らない。どこかへ行く約束をしたところで時間通りに来たためしがない。それでも私はそんなスペイン人が大好きだ。ヨーロッパのほかの国の奴等なんてのはドイツ人以外はアジア人をバカにしたような態度をすぐとるし、好きになれなかった。私の出合ったスペイン人たちがたまたまそうだっただけかも知れないけど、彼らからバカにした態度は感じられなかった。

それにしても、いまさらシエスタ廃止なんかして、どうするつもりなんだろうか。一度、繁栄を極めた国家は後はおとなしく過ごしていくのがいいと思っていた。そういう意味で日本でもそろそろ社会の歯車になることをやめて悠々自適な国民になれないものだろうかと思っていたのに。日本にもシエスタを導入してもらえないモンだろうかと本気で考えていたのに…。

マジメなスペイン人なんてスペイン人なんかじゃないやい!
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by yaling | 2005-12-30 18:50 | ニュースなぼやき
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